フリースペース「したいなぁ〜松戸」&松戸−登校拒否を考える会「ひまわり会」
ホーム代表者と顧問医師のコラム

親のせい

 母親が言った何気ない言葉で、子どもが荒れてしまいました。子どもは「全て親のせいだ」と言いました。それを聞いて母親は腹を立てましたが、自分を押さえて「辛いね。ごめんね。お母さんが悪かった。」と謝りました。

 もしこのとき母親が怒ったら、母と子どもの間の信頼関係を壊してしまいます。子どもはひどく荒れまくったでしょう。子どもは死ぬほど辛かったのです。辛さは潜在意識から生じますから、子どもには辛くなる理由が分かりません。そこで辛さの原因を親の責任にして少しでも楽になろうとしているのです。母親が「そうだね。ごめんね。」と言ってくれると、子どもの心がとても楽になり、子どもは母親を信頼して元気になっていきます。

 「子どもから学ぶ」と言う言葉があります。子どもと大人の常識から見るのではなくて、子どもの一挙一動を子どもの心に沿って理解しようとするものです。子どもの行動を拒否したり、怒ったりしたら、「子どもから学ぶ」ことになりません。子どものあらゆる行動をそれで良いと受け入れたなら、子どもは親を責めることが無くなります。親を信頼してその子どもなりに社会と関わろうとします。

 母親の対応が子どもの心に沿うとは、その対応で子どもが落ち着くようになることです。多くの子どもは母親の前で良い子を演じることがないからです。子どもが辛くて、その責任を「親のせい」と言っている間は、子どもが親を信頼していないという意味にもなります。

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