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”自閉症診断”の危うさ2011年1月号の日経サイエンスで、「自閉症”治療”の危うさ」が紹介されていた。それによると、アメリカでは自閉症の診断数が増えてきている。その自閉症と診断された子ども達の75%が代替医療を受けている。自閉症治療での安全性や有効性が全く確かめられていない薬が投与されている事実が報告されていた。 この記事では、自閉症治療の危うさを強調していても、自閉症診断の危うさには全く触れていません。自閉症診断の危うさがあるから、自閉症治療の危うさが生じている事実に気づいていません。自閉症と診断されている子ども達は、自閉症という概念で表現できても、その内容は、子どもの心の中は、大きく異なっているという事実を意味していると考えられます。 人の反応の仕方(性格)として外向的、内向的と、二つの方向に分けて考える考え方があります。その内向的の一番端に、所謂自閉的と表現される性格があります。現代の複雑な人間社会の中で、自閉的な性格が社会生活の障害になっている事実があるので、自閉症という概念ができあがりました。ですから、どこまでが内向的で、どこまでが自閉的で、どこから自閉症なのか、明確な境目が有りません。 そこで考え出されたのが専門家です。専門家の精神科医が自閉症がと診断ときには、自閉症だと全ての人が認める事になる仕組みです。精神科医が自閉症と診断する根拠は、精神科医が経験から自閉症だと感じただけで、客観的な根拠はありません。何故子どもが自閉症の症状を出すようになるのか、現象面では少し分かってきていますが、その原因や脳内での仕組みは、科学的に全く分かっていないからです。 自閉的な子どもでも、自閉症と診断された子どもでも、子どもの周囲と関わろうとする動きは必ずあります。その動きも病的と判断されても、その動きを妨げないで、その動きが発展していくのを待っていると、子どもは自閉的な傾向からだんだん外向的な動きが増えていき、最終的には普通と感じられるまでになっていきます。 普通と感じられるまでになるには、何年もの根気がいる対応が続きますが、その何年もの間、親は「本当にこれでよいのか」という不安を抱え続けますが、最終的に親も納得がいく子どもになっています。それが本当の子育てだと私たちは気づいています。 戻る |
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