フリースペース「したいなぁ〜松戸」&松戸−登校拒否を考える会「ひまわり会」
ホーム代表者と顧問医師のコラム

成長し直す 2013.4.15

 息子が高校を退学してから今までの二年間の日々を振り返ってみますと、幼児から思春期までをもう一度、たどったような日々でした。

 初めのうちは自分の部屋に引きこもっていましたが、私(ある母親です)一人だけが家にいるときに部屋から出てきて、マッサージや、背中をさする、耳掃除など、スキンシップを求めてきました。一人になるのを恐がるかのように、私の後についてきたり、私の姿をよく探していました。ほとんどの時間を寝てすごしているときは、まるで赤ちゃんのようによく眠ります。

 その後、アニメなど、子どもの時に見ていたものを、また、見ていたり、漫画に熱中したりしていました。そうこうするうちに、私が出かけても、大丈夫になり、絵を描いたり、音楽を聴いたりと、小学校高学年以降の生活をしていました。

 その後、友達と出かけるようになり、今回のように一人で旅行も出来ました。父親との会話も弾むようになりました。私は「今はとにかく準備期間。これからは、こんな、ちょっと変わった人間が活躍できるようになるよ」と、一貫して信頼して、大らかに接していたつもりです。

 父親とビールを飲むようになり、ビールを飲む量が増え、その上未成年者なので、私は少し心配しましたが、「外で飲まれるより、ずっと、安上がりだし、安心。」と思い直すようにして、ビールがなくなれば箱買いして、ビールを切らさないようにしました。

不思議なもので、それも、落ち着いてきました。今はビールをほとんど飲まなくなりました。そして、本を読んだり、録画番組もアニメに加えて、教養番組も増えてきました。落ち着いて、何かに取り組む時間をもてるようになってきました。そして、今回、将来のことを考えられるようになってきました。何より、イライラすることが、ほとんどなくなりました。以前は、どこか、殺気だったところがある子でしたが、穏やかになってきました。

 今になって思うと、この二年間私自身がとても不思議な体験をすることができました。まだ、言葉でうまく現すことが出来ませんが、息子は幼いときから生き直しました。息子にとっても、私にとっても、必要な時間だったのだと思われます。

学校に行きたくなかったら行かなくてよい 2013.5.13

 学校に行き渋る子ども、荒れたり問題行動をする子どもに、学校を休ませた方がよいと理解できた親の対応についてです。親が子どもに学校を休ませようと思い「学校に行きたくなかったら、学校を休みなさい」と言います。それでも子どもは「学校に行く」と言って、遅れて学校に行ったり、学校から帰ってきて荒れたりするので、どうすればよいかという相談をよく受けます。親の中には、親が行かなくてもよいと言っているのに、学校に行こうとするのは、子どもは本心から学校に行きたがっているからだと理解する親もいます。

 日本の子どもは、学校は行くべき所と徹底的に知識に教え込まれています。現在の日本の子どもには学校に行かない選択はありません。しかし不登校の子ども、学校に行き渋る子どもはその潜在意識で、学校を意識したり認識すると辛い身体症状が出て、学校を拒否せざるを得なくなっています。本心で学校を拒否していても、子どもの持っている知識と習慣から、子どもは学校に行かざるを得ない状態になっています。

 子どもが学校に行かなくてよいと親が思っているから、学校に行かない選択肢を親が与える積もりで、子どもの意思を親が尊重しようとして「学校に行きたくなかったら、学校を休みなさい」と親が言っています。子どもの潜在意識にある本心が学校を拒否していても、子どもにはなぜ自分が学校を拒否しているのか理解できません。

 学校に行きたくなかったらという選択肢を与えようとしても、子どもには届きません。子どもには学校に行かなくてはならないという選択肢しかありません。学校という言葉が出たら、子どもは学校に行くべきと言う知識しか思い出されません。学校の話を持ち出された子どもは、学校へ行きなさいと理解します。

 子どもに学校を休ませるには、「学校に行くな」とはっきりと言う必要があります。「学校に行くな」という言葉には、子どもに選択の余地はありません。親の意思で子どもを休ませようとしていると子どもは理解します。その親の学校を休ませる意思は、子どもの「学校に行けない」という本心と一致しますから、子どもは安心して学校を休めます。学校に行こうとしなくなります。

あごで使う 2013.6.8

 引きこもりになって3年になる子どもが、最近居間に出てきて、テレビを見るようになりました。子どもの部屋にもテレビがあるのですが、それを見ないで、ソファに横になって多くの時間を過ごすようになりました。母親としてごろごろされているので邪魔でしょうがありません。ある相談機関でそのことを相談したら、引きこもりをやめて出てきたのですが、元気になってきた証拠ですと言われました。

 それでも手が届くところにリモートコントローラーがあるのに、母親を呼んで取らせます。ティッシュペーパーも直ぐそばにあるのに、母親を呼んで取らせます。そればかりでなく、鼻をかんだティッシュペーパーを母親に捨てさせます。母親が忙しくて答えられないと、子どもは大声で怒鳴り散らします。子どもはどうしたのでしょうか?とてもこのような姿の子どもを母親は許せません。

 常識的にはわがままでとても許してはいけない子どもの姿です。しかし子どもの心から言うなら、居間までの辛い心を母親で癒やされたい、癒やしてくれるかどうか母親をテストしたい、母親が子どもを信頼しているのかどうかをテストしたいと反応しています。この反応は子どもの本能からのテストであり、潜在意識の反応であり、子どもも意識的に行っているのでないです。子どもに言葉でいろいろと質問しても、子どもは答えることができません。

 母親が常識的に子どものわがままな姿を認めないで、しつけをしようとすると、子どもは母親に反発して、また引きこもってしまいます。母親がこの非常識な子どもの要求を、笑顔で、直ぐに、そのまま実行すると、子どもは母親がいやがるこの行動をある期間の後やめて、今度は全て自分でするようになります。そればかりか今度は、子どもは社会と関わろうとし出します。その子どもなりに引きこもりを卒業しようとし出します。

男の子を泊める 2013.6.11

 不登校ですが引きこもっていない女の子の母親からの相談です。女の子がたびたび女友達を家に泊めていましたが、今回は男の子も一緒に泊めたいと言って来ました。母親は女の子を全てを求めてきていましたが、これだけはどうしても許せませんでした。女の子は納得できないと言って荒れて、家を飛び出していきました。

 女の子には男の子を泊める理由があったはずです。その理由が母親が一番いやがるようなものでしたら、女の子は家の外でそのことをしているはずです。わざわざ男の子を家に泊めて、母親が監視している家で母親が一番いやがることをしようとはしないでしょう。女の子には女の子なりに男の子を泊めようとする理由があります。それを無視して母親は母親の思いを優先してしまいました。

 常識的には母親がきっぱりと拒否して、母親が親としてのしつけを実行して、好ましい親の姿です。多くの大人は母親の対応を褒めるでしょう。しかし女の子は母親に強い怒りを感じています。母親に怒りをぶつけただけでなく、母親がいない場所でその怒りからいろいろな問題行動をしていたはずです。母親に不信感を感じて、母親の言葉がますます女の子に届かなくなっています。母親の思いとは逆の、母親の一番いやがることするようになる可能性が高くなります。

 母親が常識に反して男の子を家に泊めたら、女の子は女の子なりの目的を達成して翌朝を迎えたはずです。母親がいやがることを女の子は絶対にしません。それどころが母親との信頼関係が強まって、母親がいないところでも女の子なりの生活をして、決して母親がいやがることをしないばかりか、母親が喜ぶような行動を積極的にするようになります。

 では常識的にきっぱりと男の子を泊めることが悪いかというと、それは子ども次第です。今の常識ができあがった時代には、常識的な対応が効果的だったから、常識ができあがりました。現在でも心が元気な子どもには常識的な対応が効果的な場合が多いと思います。しかし現在の心が辛い子どもにとって、常識的な対応が子どもを苦しめているから、心が辛くなっています。その辛い心をますます辛くするような対応は、心が辛い子どもには逆効果になることを、現在の大人は認識すべきです。

不安から朝起きられない 2013.6.12

 中学3年生の息子は水曜日から夜通しビデオゲームをして、翌朝そのまま眠らずに学校に行きました。学校から帰ってきたら直ぐに眠り込んで、夜中に起きてまたビデオゲームを続けて、翌朝もそのまま眠らずに学校に行きました。帰ってくると何か勉強をしていたようですが、9時頃には寝込んでしまい、翌朝は朝起きられなくて、学校を休みました。

 息子は朝起きられないことの不安を訴え続けています。どうにかして朝起きられるようにしてほしいと言います。それでいて夜早く寝るようにという親の言葉を受け入れません。朝起きられない不安をどのように解消したら良いでしょうか?

 不安状態の原因を見極めるのは大変に難しいです。不安は潜在意識の反応ですから、不安になっている当人ですら分からないです。子どもの言葉は子どもの理解であり、子どもの本心ではありません。子どもの理解とは親の言葉を受け売りしている場合が多いです。親にその気がなくても、親の思いを子どもが感じ取って言葉にしています。

 つまり親は朝起きて学校に行ってほしいと願っていると子どもが理解しています。学校に行かなければならないと行動しようとします。しかし子どもの潜在意識の本心は学校を拒否してして、学校に向かって体が基本的に動こうとしません。朝起きたときの子どもの心は葛藤状態になっています。それを周囲から見たら不安状態と理解できるのです。

 子どもが潜在意識の本心で学校を拒否している限り、学校に行かそうとする対応、学校に行かなければならないという思いは、子どもの心を辛くします。不安にします。この問題を解決するには、子どもの潜在意識の本心が学校を拒否しなくなるまで、子どもは安心して学校を休む必要があります。

行かないのか、行けないのか 2013.7.4

 小学4年生の子どもの母親です。4年生になって直ぐに、突然子どもが学校に行かなくなりました。何とかして子どもを学校に行かそうとすると、子どもが悪魔のように荒れ狂い出しました。これは絶対に病気だと思って医大付属病院の小児精神科に連れて行きました。医者は子どもにいろいろと質問をして、薬を処方しました。

 家で子どもは絶対に薬を飲もうとしません。食事に混ぜたら子どもが私に向かって暴力をふるって、それ以後私の食事を食べなくなりました。担当医と相談すると入院させるように言いました。子どもが荒れてはいますが、入院させるほどのことはないと思えましたので、ネット上で子どもの相談に乗っている医者の指導を受けることにしました。

 ネット上の医者の指導通り、子どもに好きなだけゲームをさせると、子どもは起きている間中ゲームに耽りました。そのゲームをしているときには母親への暴力がなくなり、ゲームをしていないときも、母親への暴力がだんだん減ってきました。ただ、ゲームは夜中から朝まで続き、朝になっていつの間にか眠っている状態でした。

 常識的には好ましい子どもの姿では無かったのですが、子どもの姿がだんだん元気になり、母親にも優しくなりました。子ども一人を家に残して、母親は生活のために働きに行かれるようになりました。ネット上の医者の言うように変化をしていきましたので、ネット上の医者の指導にもう少し従ってみるつもりで母親はいました。

 12月に入ってまもなく子どもが突然学校に行くと言い出しました。ネット上の医者の指導に従って「学校に行かないで、家でゲームをしていなさい」と言い続けましたが、子どもは支度をして学校に行ってしまいました。夕方には笑顔で帰ってきて、学校であったことをいろいろと話してくれました。翌日も子どもは学校に行ってしまいました。母親はこのまま学校に行ってくれたらと思いましたが、ネット上の医者の指導に従って何も言いませんでした。その翌朝、子どもは「もう学校には行かない」と言ってゲームを始めてしまいました。母親はその理由を聞き出そうとしませんでした。

 以前の男の子は学校から逃げ出そうとしたり、保健室でブルブル震えて、スクールカウンセラーから病院へ行くように勧められました。しかし今の男の子は学校に行けるのですが、自分の意思で学校に行こうとしていません。学校に行かないという姿は同じでも、学校に行けないという心と、学校に行かないという心と、心は大きく違います。学校に行けないとは、学校から逃げたり学校を拒否する姿です。発展性のない心です。学校に行かないとは、学校に行かれるのだが、今は学校を必要としていない、学校を利用しないで成長する仕方を選択したという意味です。子どもが大人になったときに役立つ心です。

乱れた生活 2013.7.17

 不登校の子どもの母親はスクールカウンセラーの指導に従って、子どもの生活を整えるように子どもに関わっていました。その子どもが夜遅くまで起きているようになり、朝も起きなくなりました。そこで母親はどうしたら子どもの生活をただせるのか、相談に来ました。

 不登校の子どもが規則正しい生活をすることは、不登校の子どもにとって大変に負担です。その負担に耐えて、無理をして生活を正していたのです。その無理の限界が来たから、生活を正せなくなりました。または、無理をして生活を正す必要がなくなったから、自分に素直に生活をし始めました。自分に素直な生活をすることは、子どものエネルギーを高めるのにとても大切です。

 今の不登校のこの子どもにとって生活が乱れる方が無理がない、自然な姿です。今のこの子どもには、安心して乱れた生活をする必要があります。安心して昼夜逆転の生活をする必要があります。この子にとって無理のない生活をして、そこでエネルギーをためられると、子どもは昼夜逆転をしなくなります。親が希望する生活のリズムになります。

 別の昼夜逆転をしている子どもが、昼間どこかに出かけるようになりました。親は子どもに登校刺激が加わって、子どもが無理をして外に出ていると理解しました。子どもの心を元気にするのに好ましくないと考えました。しかし、もし子どもに登校刺激が加わっているなら、子どもの調子が悪くなるはずです。子どもの調子が悪くならないで、それでいて時々外に出て行くなら、子どもにエネルギーがたまってきて、その子どもなりに外に何かを求めて出始めたと考えられます。引きこもりを止めようとする兆候だと考えられます。

ネット依存 2013.8.2

 ネット依存に関する厚労省研究班の大規模調査が報告されました。そこでの議論のは、ネット依存が多くの子どもの問題行動の根源と考えています。ところが子ども達は楽しさを求めてネットに没頭しているだけです。ほかにもっと大きな楽しさがあれば、子ども達はネット依存を止められます。

 大人の依存症や中毒の概念を子どもの心に当てはめることは間違いです。また研究班の人は子ども達にあるストレスが子どもをネットに依存させている事実を知らないようです。

 ネットを制限すると、イライラしたり、学校や部活動に支障が出たりしている中高生がいると言っています。しかし子ども達はネットに依存することで、ストレスだらけの学校や部活を維持しています。夜眠られない、朝起きられないのも学校が辛いからであり、眠られない辛い夜の時間をネットをすることで過ごしています。食欲がなくなるのも、勉強ができなくなるのも子どもの周囲に辛さがあるからです。その辛さを打ち消すために子ども達はネットに依存しています。

 子ども達のストレスから子ども達の心を守るのにネットに没頭することは、現在の子どもには必要なことです。ネット依存と考える大人は、子どもが素直に成長をしたいという子どもの本能を否定することになります。

子どもを怒鳴れば 2013.9.9

子どもを怒鳴ればたたくのと同じ悪影響という記事がウォール・ストリート・ジャーナル 9月9日(月)13時32分配信 された(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130909-00000245-wsj-int)。詳しいことは省略しますが、子どもを怒鳴ろうと、子どもをたたこうと、子どもはとても辛い思いをする。辛ければ子どもは回避行動をとる。

回避行動としてまずよい子を演じるから、多くの大人は子どもをしかれば、子どもをたたけば、子どもは自分の悪い行動を修正すると大人は勝手に考えている。しかし子どもはよい子を演じたら、その後大人のいないところでもっと大人がいやがる行動をすることは、子どもの観察をしていたらわかることだが、そこまで観察する大人がいないことも事実である。

子どもがよい子を演じ続けるには限界がある。その限界を超えたら、この記事にあるように、子どもは抑うつ症状や攻撃的な行動に出ることは、もうすでに不登校の子どもの観察からわかっていることである。それでも多くの大人は、子どもをしかることに問題を感じていないどころか、よいことだと思っているのが、私たち子どもの問題に対応をしているものから見たら、とてもおかしな話である。

 共同で研究を行ったピッツバーグ大学教育・心理学部のMing-Te Wang准教授は「怒鳴っても、子どもの問題行動を減らしたり直したりはできない」と指摘し、「逆に悪化させる」と述べた。この事実も私たちがすでに指摘していることであり、この理解が社会にしみこんでいることを願うものです。

ゲームの効用 2013.11.12

 「Molecular Psychiatry」誌に掲載された新たな研究結果では、ビデオゲームをプレイすることによる多くのメリットが示唆されている。この研究では、「ビデオゲームをすることによって、空間認識、記憶形成、戦略計画、および運動能力をつかさどる脳の領域が成長する」と結論付けている。

 研究は、ベルリンのMax Planck Institute for Human DevelopmentとCharite University Medicine St. Hedwig-Krankenhausが共同で行ったもの。科学者らは、23人の成人に「スーパーマリオ64」を1日30分、2カ月にわたってプレイさせた。対照となるグループは同じ期間、ビデオゲームを一切プレイしなかった。

 脳のスキャンにより、ゲームをしたグループには、右海馬、右前頭前皮質、および小脳において灰白質の「顕著な」増加が見られたことがわかった。さらに、ゲームをしたグループではプレイに対する欲求と増加量に相関関係があった。

 子どもたちにとってのゲームの効用はこれだけでない。ゲームに没頭することで辛い思いを忘れることができるから、子どもたちにとって辛い学校にも無理なく行けるようになる。ただしゲームをする時間分だけ、宿題をする時間が少なくなることも事実ですが、ゲームをした後は、またはこれからゲームができると意識することで、宿題をする時間効率が良くなることも事実である。

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